英語ビジネスメールの書き方 <署名>
英語のビジネスメールの署名は、メールの最下部にメールを書いた人の「差出人情報」と「連絡先情報」を記載します。日本語のメールと同じですが、情報を書く順番が日本語とは異なります。ここではよく使われる署名の書き方についてご紹介します。
署名の役割について
署名の役割は「誰からのメールか」を知らせることです。日本語のメールと同じく、名刺と同じ程度の情報をメール相手に提供する役割をします。
署名の記載順序
英語のビジネスメールでは、署名欄は日本語に比べ記載順序が反対になります。具体的には、下記の記載順番が一般的です。
- 名前
- 部署名
- 会社名
- 会社所在地
- 電話番号
- FAX 番号
- メールアドレス
- ウェブサイト URL
署名の具体例
署名の具体例と、各項目の書き方をご紹介していきます。
Taro Yamada Manager, Sales Department ABC Corporation Inc. 3F Chiyoda Bldg. 1-1-1 Chiyoda Ward, Tokyo, 100-0001, Japan Tel: +81-3-3333-5577 Fax: +81-3-3333-4466 Mobile: +81-90-8888-5588 E-mail: t.yamada@io-editor.com URL: https://io-editor.com
名前
一般的には、名前 + 姓 で記述します。どちかが姓かを明確にしたい場合は下記の書き方があります。
- Taro YAMADA ・・・姓をすべて大文字で書く
- Yamada, Taro ・・・姓を先に書いて姓の後にカンマ(,)をつける
部署名
役職 + 部署名 と順に記述します。役職と部署の英語表記の例をいくつかご紹介します。
役職
- 社長: President
- 取締役: Director
- 部長: General Manager
- 課長: Manager
部署
- 営業部: Sales Department
- 総務部: General Affairs Department
- 企画部: Planning Department
- 宣伝部: Advertising Department
- 経理部: General Accounting Department
- 人事部: Human Resources Department
会社名
会社の名前の後に、団体の種類ごとの株式会社や有限会社などの記述は下記になります。
- 株式会社
INC. ・・・Incorporated(法人組織化されたの意味)の略で、上場企業に使われる
Corp. ・・・Corporation(法人格がある意味)の略で、非上場企業に使われる
- 有限会社・・・Ltd.(有限責任という意味)の略
会社所在地
英語での住所表記は、日本語表記と比べ真逆になります。具体的には下記の順番になります。各表記の間にはカンマ(,)をつけます
- 建物 ・・・階数 F + 建物名 + Bldg.
- 区画 ・・・丁目 - 番地 - 号 + 街区名
- 市区町村 ・・・区(Ward)/ 市(City)/ 町(Town)/ 村(Village)
- 都道府県 ・・・東京都 → Tokyo
- 郵便番号 ・・・101-0001(〒マークは付けない)
- 国名 ・・・Japan もしくは JP(国名コード ISO 3166-1 alpha-2 を使う)
※日本の住所は街区方式(街区名+番地)ですが、海外では道路方式で住所をつけられている場合があります。
道路方式: 番地 + 道路名
例: ホワイトハウスの住所: 1600 Pennsylvania Avenue, NW, Washington, D.C. 20500, U.S
- Avenue (Ave.) ・・・主に南北に走る道路
- Street (St.) ・・・主に東西に走る道路
- Boulevard (Blvd.) ・・・中央分離帯があるような大通り(高速道路除く)
電話番号と FAX 番号
国番号の後に、最初の 0 を除いた番号を書きます
+81-3-3333-5577
メールアドレスとウェブサイト URL
英語圏で「mail」は郵便物を意味するので、電子メールであることを明確にするために、E-mail の「E(Electronic を意味する)」表記は省略しない方が良いでしょう。