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英語を書くスピードを上げる入力支援ツールの紹介

「英語をスラスラ書けるようになりたい」と思っている方に、すぐに英語のライティングスピードを少し早くなる良い方法を提案します。それは「英語の入力支援ツール」を使うことです。ここでは役に立つ「英語の入力支援ツール」をご紹介します。

英語の入力支援ツールとは

英語のメールを書く時は、ほとんどキーボードで入力します。英語をキーボードで入力する時にその支援をするツールが「英語の入力支援ツール」です。ツールを使うことにより下記の具体的なメリットがあります。

  • 入力スピードが向上する
  • スペルミスがなくなる
  • 辞書機能を使うことにより意味・文脈的に正しい英単語を使える

おすすめの英語の入力支援ツール

現在おすすめのツールは 2 つあります。「Google 日本語入力」と「ATOK」です。

  • Google 日本語入力・・・無料で使えて基本的な入力支援が使える(辞書機能なし)
  • ATOK・・・有料(月額 550 円)だが、辞書機能など高度な機能がある

Google 日本語入力(無料)

Google 日本語入力は、変換の煩わしさを感じさせない思いどおりの日本語入力を提供します。

Google 日本語入力

その名の通り日本語の入力を支援するのがメイン機能ですが、「直接入力モード(タスクバーに「_A」と表示される)」にすることで、英単語の入力補助機能を使えるようになります。

「convinient」のような長めの英単語でも「直接入力モード」で、途中まで入力している途中で下記の画像のように前方一致する英単語を候補に出してくれます。途中まで入力した英単語を補完してくれるだけのシンプルな機能ですが、活用することによってかなりスピード向上になります。

Google 日本語入力

直接入力モードに切り替える方法

  • Windows10: 入力できる時に「Caps Lock / 英数」キーを押す

ATOK Passport Premium(有料: 月額 550 円)

ATOK は、快適な日本語入力・変換を実現する、定評のある日本語入力システムです。このツールも、日本語入力の支援が主な機能ですが、有料版だけあって英語の入力の支援もなかなかの高機能です。

英語入力支援

ATOK のかしこさは、日本語だけにとどまりません。英単語や英文の入力に最適な「英語入力モード」も搭載しています。日本語と同じように、数文字の入力で推測候補を表示するので、長い英単語も苦になりません。

入力した単語から、次の単語を先回りして提示します。スペルチェックも行われ、間違えているときには指摘理由を確認できます。Google 日本語入力のように単語のみでなく「convenience store」のように関連した英語の入力補完まで行います。

スペルチェック 入力しながら、スペルチェックも行います。スペースを入れる箇所を間違えて「doe snot」に。こんなときにも打ち直しせず、正しい内容に訂正できます。

英単語の呼び出し 思い出せない英単語があった場合、「tosyokan(としょかん)」とローマ字で入力すれば、対応する英単語「library」が候補に登場します。

辞書機能(英和辞典) 『ウィズダム英和辞典 第 4 版』(三省堂 2019 年)に基づいた ATOK クラウド辞典がネット回線がありさえすれば、いつでも使えます。

辞書機能(和英辞典) 同じく『ウィズダム和英辞典 第 3 版』(三省堂 2019 年)に基づいた辞典も使えます。自然な英文を書き、組み立てる、総合的英語発信を全面的にサポートする和英辞典です。

書いた後のスペルチェック 入力支援ツールによって英文を書いた後、スペルチェックや構文チェックに興味あるかたは、こちらの記事をご覧ください。

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